国技館で相撲を観たい!

会場に足を運んだことのない田舎者が、大相撲について思ったことなどを書いています。大相撲に関係ないこともあったりするかも。

平成27年3月場所 12日が終了、優勝争いの行方

大相撲を(テレビで)観ていたため、更新が疎かになっていました^^;

さて、春場所も12日が終了したわけですが、優勝争いは横綱白鵬と関脇・照ノ富士に絞られたと言っていいでしょう。全勝の横綱を星の差2つで照ノ富士。13日目はこの両者が直接対決なので、白鵬が勝つとその時点で34回目の優勝が決まります。優勝争いを千秋楽まで引き伸ばすためには、照ノ富士がこの一番に勝つことが最低条件です。

先場所の両者の対戦では、白鵬が二本差したところを照ノ富士が極めたことで、長い相撲になりました。最終的には左を抜いて、右からの掬い投げで勝った白鵬ですが、内心ひやりとしたでしょう。このときは、照ノ富士が極めたあと動きが止まったので、白鵬は冷静に対処できたのではないかと思いますが、今場所は照ノ富士は先に攻めることを目標にしているので、チャンスと見たらどんどん出ようとするでしょう。

最近の白鵬は右四つ左上手の形になれなかった時、少し焦るときがあります。今場所の玉鷲戦で左四つになった際、右の上手投げで勝ちましたが、左の上手投げと比べるとやや強引かなという印象を受けました。体格的には白鵬よりも照ノ富士のほうが若干勝っているので、照ノ富士は先にどちらかの上手を取り、白鵬に左の上手を取らせないようにすれば勝機はあると思います。 照ノ富士本人は優勝は意識しておらず、とにかく横綱に勝ちたいという気持ちを持って対決するという姿勢なので心の面では問題はなさそうです。

13日目結びの一番、どちらが勝つにしろ力の入る熱戦を期待したいと思います。

平成27年3月場所 初日、二日目の取組が発表!

6日の今日、今場所の初日と二日目の取組が発表されました。主な力士はニュースで報じられているので、ここでは私自身が注目している力士を見ていきます。

まず、上位初挑戦の佐田の海。初日に大関琴奨菊と対戦することになりました。佐田の海同様、大関は低く鋭い立合いで土俵際まで一気に攻める相撲が持ち味です。左四つなら相手の差し手を抱えて、右四つなら左で前廻しを取る。この形を作られると勝ち目は薄いでしょうから、両差し狙いが良いのかなと思います。
そして二日目は横綱白鵬戦。優勝33回を達成した現役最強の力士で、特に下位への取りこぼしの少なさが際立ちます。しかし、最近は体勢を崩される場面が以前より増えた印象があります。佐田の海は両差し、外掛けなどの技術を多く持っているので、あらゆる技を駆使して相撲を取ってほしいです。

新関脇の照ノ富士は、初日に髙安、二日目に碧山との対戦となりました。先場所もこの両力士との対戦があり、照ノ富士がともに制しています。しかし、どちらの一番も、一度相手有利の体勢に持ち込まれ、それを凌いでからじわじわと自分の体勢に持っていくという流れでした。照ノ富士は驚異的な粘り腰を持っているため、こうした取組でも白星を掴み取れるのですが、守りからの反撃という流れのため、必然的に相撲が長くなります。終盤息切れを起こさないようにするには、積極的な相撲を取っていったの方が良いと思います。
ただ、観ている側からすると、攻防がある一番はとても面白いのですけどね(笑)

その他、気になった取組は、初日の稀勢の里-栃煌山と、二日目の豪栄道-髙安です。どちらも大関から見ると対戦成績が良くない相手です。両大関とも今場所こそはという思いはあるでしょうが、序盤で躓かないことが大事です。
平成27年春場所、初日は8日です。

台頭する若手力士

 

今朝、おはよう日本のスポーツコーナで場所前恒例のデーモン閣下の大相撲の見どころ解説がありました。今回取り上げたのは、デーモン閣下が将来の横綱候補と注目する若手力士、照ノ富士と輝でした。

いろいろ調べてみますと、この両力士、幕下時代に対戦経験があるようです。両力士とも四股名を改める前の平成25(2013)年春場所3日目。西幕下20枚目・若三勝 対 西幕下21枚目・達の一番は、寄り切りで若三勝の勝利だったそうです。

この場所、若三勝は5勝2敗と勝ち越し、その年の秋場所に十両へ昇進(同時に四股名を照ノ富士に改名)すると、その場所を優勝で飾ります。翌年の平成26(2014)年春場所では新入幕を果たしました。今場所は新関脇として、大関への足固めを狙います。

一方の達は、その対戦の場所は3勝4敗、翌場所も同じく3勝4敗と二場所連続で負け越してしまいます。しかし、東幕下44枚目まで番付を落とした名古屋場所から勝ち越しを続け、昨年平成26年九州場所十両に昇進(同時に四股名を輝に改名)。十両に上がってからは二場所連続で十両優勝を争う活躍です。今場所は幕内が見える東十両2枚目で十両優勝と新入幕を目指します。

この両力士に限らず、若い力士がここ数年で大きく成長してきています。同じ世代がいれば、周りには負けたくないと思い、努力を積んでいくでしょう。長らく平成生まれとして上位に挑戦し続けてきたのは髙安だけでしたが、現在、横綱大関陣から星をあげたことのある平成生まれの力士は5人となりました。まだ少ない印象もありますが、確実に若手は育ってきていると思います。春場所での彼らの活躍に期待しましょう。

年寄・鳴戸

 

琴欧洲が先日、年寄・鳴戸を襲名しました。これで琴欧洲は後進の指導に専念できるようになりました。

外国出身力士として最長の47場所を大関として務め、またヨーロッパ出身として初の幕内最高優勝を達成しましたが、現役時代は怪我の多く苦労の力士でした。こうした経験は弟子の指導に大いに活かせると思います。目標は自分を超える力士を育てることで、また、独立も前向きに考えているそうです。

 

ここからは個人的な考えになるのですが、私にとって鳴戸という年寄名跡は、稀勢の里の師匠である元横綱隆の里の印象が非常に強いです。私が大相撲を見るようになったきっかけが稀勢の里の取組であるため、また、先々代鳴戸親方稀勢の里の関係を考えると、個人的に鳴戸という名跡は、後に稀勢の里が襲名してほしいと思ってしまいます。もちろん、琴欧洲が相応しくないと言うつもりは全くありません。これからは裏方としての指導に頑張ってほしいです。

一方の稀勢の里は、現在、年寄・荒磯を所有しています。引退後も角界に残ることは間違いないでしょう。ただ、引退後ではなく現役の力士としてこれまで以上に活躍してほしいですね。私の中で一番優勝してほしい力士なので。

 

日馬富士、パーティに招待される

 

先日、 日馬富士がパーティに出席したという報道がありました。この時期にパーティとはと思っていたところ、なんとウィリアム王子のパーティでした! これは驚き。

記事によると、ウィリアム王子は日馬富士のファンだそうで、王子自ら招待したそうな。力士の中でも日馬富士というのが、また興味深いです。

大相撲といえば日本の伝統の一つであるが、世界でも有名なウィリアム王子が大相撲に興味を持っているのは、とても嬉しいことです。

ウィリアム王子の「スケジュールが合った時は是非見に行きたい」という言葉に日馬富士は感激し、そのことを嬉しそうに語ったそう。春場所へ向けて、改めて気合が入ったかもしれませんね。