国技館で相撲を観たい!

会場に足を運んだことのない田舎者が、大相撲について思ったことなどを書いています。大相撲に関係ないこともあったりするかも。

平成27年3月場所 初日、二日目の取組が発表!

6日の今日、今場所の初日と二日目の取組が発表されました。主な力士はニュースで報じられているので、ここでは私自身が注目している力士を見ていきます。

まず、上位初挑戦の佐田の海。初日に大関琴奨菊と対戦することになりました。佐田の海同様、大関は低く鋭い立合いで土俵際まで一気に攻める相撲が持ち味です。左四つなら相手の差し手を抱えて、右四つなら左で前廻しを取る。この形を作られると勝ち目は薄いでしょうから、両差し狙いが良いのかなと思います。
そして二日目は横綱白鵬戦。優勝33回を達成した現役最強の力士で、特に下位への取りこぼしの少なさが際立ちます。しかし、最近は体勢を崩される場面が以前より増えた印象があります。佐田の海は両差し、外掛けなどの技術を多く持っているので、あらゆる技を駆使して相撲を取ってほしいです。

新関脇の照ノ富士は、初日に髙安、二日目に碧山との対戦となりました。先場所もこの両力士との対戦があり、照ノ富士がともに制しています。しかし、どちらの一番も、一度相手有利の体勢に持ち込まれ、それを凌いでからじわじわと自分の体勢に持っていくという流れでした。照ノ富士は驚異的な粘り腰を持っているため、こうした取組でも白星を掴み取れるのですが、守りからの反撃という流れのため、必然的に相撲が長くなります。終盤息切れを起こさないようにするには、積極的な相撲を取っていったの方が良いと思います。
ただ、観ている側からすると、攻防がある一番はとても面白いのですけどね(笑)

その他、気になった取組は、初日の稀勢の里-栃煌山と、二日目の豪栄道-髙安です。どちらも大関から見ると対戦成績が良くない相手です。両大関とも今場所こそはという思いはあるでしょうが、序盤で躓かないことが大事です。
平成27年春場所、初日は8日です。

台頭する若手力士

 

今朝、おはよう日本のスポーツコーナで場所前恒例のデーモン閣下の大相撲の見どころ解説がありました。今回取り上げたのは、デーモン閣下が将来の横綱候補と注目する若手力士、照ノ富士と輝でした。

いろいろ調べてみますと、この両力士、幕下時代に対戦経験があるようです。両力士とも四股名を改める前の平成25(2013)年春場所3日目。西幕下20枚目・若三勝 対 西幕下21枚目・達の一番は、寄り切りで若三勝の勝利だったそうです。

この場所、若三勝は5勝2敗と勝ち越し、その年の秋場所に十両へ昇進(同時に四股名を照ノ富士に改名)すると、その場所を優勝で飾ります。翌年の平成26(2014)年春場所では新入幕を果たしました。今場所は新関脇として、大関への足固めを狙います。

一方の達は、その対戦の場所は3勝4敗、翌場所も同じく3勝4敗と二場所連続で負け越してしまいます。しかし、東幕下44枚目まで番付を落とした名古屋場所から勝ち越しを続け、昨年平成26年九州場所十両に昇進(同時に四股名を輝に改名)。十両に上がってからは二場所連続で十両優勝を争う活躍です。今場所は幕内が見える東十両2枚目で十両優勝と新入幕を目指します。

この両力士に限らず、若い力士がここ数年で大きく成長してきています。同じ世代がいれば、周りには負けたくないと思い、努力を積んでいくでしょう。長らく平成生まれとして上位に挑戦し続けてきたのは髙安だけでしたが、現在、横綱大関陣から星をあげたことのある平成生まれの力士は5人となりました。まだ少ない印象もありますが、確実に若手は育ってきていると思います。春場所での彼らの活躍に期待しましょう。

日馬富士、パーティに招待される

 

先日、 日馬富士がパーティに出席したという報道がありました。この時期にパーティとはと思っていたところ、なんとウィリアム王子のパーティでした! これは驚き。

記事によると、ウィリアム王子は日馬富士のファンだそうで、王子自ら招待したそうな。力士の中でも日馬富士というのが、また興味深いです。

大相撲といえば日本の伝統の一つであるが、世界でも有名なウィリアム王子が大相撲に興味を持っているのは、とても嬉しいことです。

ウィリアム王子の「スケジュールが合った時は是非見に行きたい」という言葉に日馬富士は感激し、そのことを嬉しそうに語ったそう。春場所へ向けて、改めて気合が入ったかもしれませんね。

幕内随一のパワー相撲

 

相撲といえば、四つに組んでも、突き押しにしても、重心を低くし下から下から攻めるのが一般的。しかし、幕内の中でその観念から大きく外れた相撲を取る力士がいます。そう、大砂嵐です。

議論を呼んだ右の搗ち上げ、腕の力一本での掬い投げ、荒々しい上突っ張り。この荒々しく個性的な取り口には賛否両論ありますが、それが大砂嵐の人気につながっていると思います。

特に、上位初挑戦となった昨年平成26年名古屋場所では2日連続の金星という快挙を成し遂げました。この場所、議論となった大砂嵐の搗ち上げですが、多くの力士がこれの対策を立て相撲を取っていました。大砂嵐の搗ち上げを正面から受けながら勝利したのは大関稀勢の里だけだったと思います。それ程どの力士も彼の相撲に一目置いていたということだと思います。

しかし、個人的に大砂嵐には相撲取りらしい相撲をもっと取ってほしいと思います。もちろん、搗ち上げ等を一切やめろと言うわけではありません。ただ、体が固く、怪我の多い力士でありながら、無理な体勢での投げ等が多いので、これから長く相撲を取るためには改善していく必要があるのではないかと思います。

また、その場所の横綱白鵬戦では搗ち上げに頼らずとも、右四つで十分相撲を取れることが証明されたと思います。あの筋骨隆々な体ならば、力比べにも強いでしょうし。

大砂嵐本人も自分の取り口にこうした認識を持っており、また、向上心の強い性格だそうなので、今後のさらなる飛躍に期待しています。エジプト出身力士初の記録をどんどん達成していってほしいです。

 

平成27年3月場所 番付の予想と結果

 

今更な感じがしますが、私が先場所の結果を見て予想した番付と実際の番付を貼ります。ちゃんと発表前に予想したんですよ! ただ、記事にするのが遅くなっただけなんです(汗)

左が私の予想番付(偽物)、右が実際に発表された番付(本物)です。

 

予想番付 西   正式番付 西
白鵬 横綱 日馬富士   白鵬 横綱 日馬富士
鶴竜 横綱     鶴竜 横綱  
稀勢の里 大関 琴奨菊   稀勢の里 大関 琴奨菊
  大関 豪栄道     大関 豪栄道
照ノ富士 関脇 隠岐の海   照ノ富士 関脇 隠岐の海
玉鷲 小結 妙義龍   玉鷲 小結 妙義龍
栃煌山 前頭筆頭 佐田の海   栃煌山 前頭筆頭 逸ノ城
宝富士 前頭二枚目 逸ノ城   佐田の海 前頭二枚目 宝富士
高安 前頭三枚目 豪風   高安 前頭三枚目 碧山
碧山 前頭四枚目 栃ノ心   豪風 前頭四枚目 栃ノ心
豊ノ島 前頭五枚目 遠藤   豊ノ島 前頭五枚目 遠藤
安美錦 前頭六枚目 魁聖   安美錦 前頭六枚目 魁聖
徳勝龍 前頭七枚目 誉富士   誉富士 前頭七枚目 徳勝龍
時天空 前頭八枚目 常幸龍   松鳳山 前頭八枚目 時天空
松鳳山 前頭九枚目 北太樹   嘉風 前頭九枚目 常幸龍
嘉風 前頭十枚目 旭秀鵬   旭秀鵬 前頭十枚目 北太樹
臥牙丸 前頭十一枚目 大砂嵐   大砂嵐 前頭十一枚目 旭天鵬
旭天鵬 前頭十二枚目 千代鳳   千代鳳 前頭十二枚目 琴勇輝
琴勇輝 前頭十三枚目 蒼国来   前頭十三枚目 蒼国来
荒鷲 前頭十四枚目 佐田の富士   佐田の富士 前頭十四枚目 荒鷲
前頭十五枚目 千代丸   豊響 前頭十五枚目 臥牙丸
阿夢露 前頭十六枚目 豊響   阿夢露 前頭十六枚目 千代丸

  

横綱大関陣はもとより、今回は三役も比較的予想しやすかった。それより下はかなり迷ったが、西前頭四枚目・栃ノ心から西前頭六枚目・魁聖までの五人がビタっと当たりました。これには自分でもびっくり^^;

返り入幕組の番付には参りました。特に、北太樹臥牙丸が5枚差というのは予想できませんでした。

 

ブログを始める前は三役以上しか予想しておらず今回が初めてだったので、幕内全体の予想は結構大変でした。

次回からは、ちゃんと発表前に記事にしときます(笑)。